(有)阿蘇エンタープライズ
2022年11月28日
ブログ
人生90年時代の住宅事情Ⅱ
50年程前のTVの映像で大変印象に残っているものがあります。
昼下がりの木漏れ日の中、公園のベンチに座り温かい陽射しを楽しむ一人の老婆。近所のアパートからでも公園へ日向ぼっこを楽しみに来ている様子。
その映像を見た時、私はそのおばあさんは身寄りのない一人暮らしで寂しさを紛らわす為に公園で時を過ごしているのだろうとおもいました。
しかし、TVのナレータの説明によると、そのおばあさんは確かに一人暮らしではあるが子ども達は既に独立しておりそれぞれの世帯を持っているということ。フランスでは二十歳を過ぎて成人になるとそれぞれ自立して生活していくというようなことだったと思います。
そのおばあさんは、心地よい陽ざしの中で一人の時間を心ゆくまで楽しんでいたのかもしれません。
当時の私の感覚では、近くで生活出来る子どもたちがいれば同居して生活するのが当然だと思っていたのです。
時が過ぎ、社会風俗や感覚が変わってくるなかで、日本でもそれぞれの世代がそれぞれの世帯を構える時代になってきたように思います。
時代とともに必要とされる建物や間取りもかわってくるようですね。
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