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2022年12月15日
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人生90年時代の住宅事情Ⅳー昭和とはどのような時代だったのかⅣ
昭和の社会風俗を代表する言葉の一つとして「シーマ現象」があげられる。バブル期の消費者の旺盛な購買意欲を象徴する言葉である。
経済が異常に成長し、多くの人々が湯水のようにお金を使った時代。昭和63年(1988年)実質的には昭和最後の年、シーマは個人が自ら所有し運転する3ナンバー専用車として売り出された。
他にも、昭和の社会風俗を現す言葉として「三種の神器」がある。異なる時期に異なる品物を三種の神器としている。1950年代では冷蔵庫・洗濯機・白黒テレビである。そして、昭和30年代後半(1960年代)になると、カラーテレビ・クーラー・自家用自動車となる。
戦後の高度経済成長期へと突き進んでいく中、一般家庭で必需品となってきた品物の変遷をうまく言い表している。
社会全体が豊かになっていく中で、二度のオイルショックや、それを乗り越えての「ジャパンアズナンバーワン」と社会全体が豊かさを錯覚して、バブル期へと突き進んでいった時代。
個人こじんが豊かになってきた証の一つとして、土地付き二階建ての一戸建て住宅が日本全国地方の隅々まで広く建設されてきたのではないかと思われます。「シーマ現象」のように大きくて広くて良い物へと社会全体が向かっていたのではないでしょうか。
当時建設された広くて大きい二階建ての家では、現在では活用されていない部屋がたくさんあるのではないでしょうか?
今後の住宅のあり方を考える時の一助となるのではないかと思います。
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